【入院前に知っておきたいこと】肺がんの治療費や入院期間など
肺がんの治療法には、主に手術治療、放射線治療、抗がん剤治療の3つがあります。
どの治療も高額ですので、事前によく検討しておかなければいけません。
また、治療には健康保険がきくのかどうかや、治療法によって入院日数が異なることも頭に入れておきましょう。
健康保険が効くかどうか確認を
肺がんには多種の治療法がありますが、健康保険が適用されるものとされないものがあります。どの治療を受けるか決める際には、その点をよく確認しておくことが大切です。
ちなみに適用内であっても、3割は自己負担となります。
ただし明らかな効果が認められていない研究段階の治療法や、できたばかりの最新の治療法を受ける場合は、基本的に全費用を自己負担しなければなりません。
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健康保険が適用になるもの
外科手術や、エックス線を照射する放射線治療、承認済みの抗がん剤による治療は、肺がんの基本的な治療法であり、健康保険の適用内です。ただしいくら自己負担額が3割とは言え、手術には数十万円がかかるのが普通です。
健康保険が適用にならないもの
未承認の抗がん剤、レーザー治療(光線力学的療法)粒子線治療、免疫療法などは健康保険の適用外です。粒子線治療には放射線治療よりも副作用が少ないという利点がありますが、約300万円とたいへん高額です。
なお入院中の食費代や、ベッド代、病院への交通費などもすべて自己負担となります。
疫学とは何か
「混合診療」は保険適用になりません
保険が適用される保険診療と、保険が適用されない保険外診療とを併用することを、「混合診療」と呼びます。
混合診療は本来、行ってはいけない決まりですが、絶対に無理というわけではありません。一部例外もあり、診療できるケースも増えてきているため、場合によっては保険適用外と保険適用外の治療を両方いっぺんに受けることが可能です。
ただしその場合は、全額自己負担となってしまいますので注意して下さい。
治療・入院期間は人によって違う
肺がんの治療や入院にかかる日数は、人によって違います。
病状が軽ければ日帰り手術も不可能ではありませんが、病状が重い場合は、長期にわたって入院したり、治療後も定期的に通院したりしなければいけません。
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入院(治療)期間の目安 | ||
入院が必要な治療 | 外科手術 | 1〜2週間 |
光線力学的治療 | 1〜2週間 | |
粒子線療法 | 約1ヶ月 | |
退院後の治療 | 抗がん剤治療 | 約2週間 |
放射線治療 | 1〜2週間 |
医療費が戻ってくる制度がある?
肺がんなどの重い病気で、入院や治療が長期にわたる場合は、医療費がたいへん高額になります。そのため自己負担を軽くするために、健康保険には高額療養費制度という制度が設けられています。
この制度は、月ごとに自己負担限度額を超えた金額が戻ってくるというもので、被保険者も被扶養者も対象です。
どれくらいの金額が戻ってくるのかは、個人の所得や年齢などによって違います。
受給を希望するのであれば、社会保険庁のホームページなどで、受給条件や自分がどの計算式に当てはまるのか等をよく確認してみましょう。
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