2012年3月31日土曜日


研究内容

腎臓は他の臓器と比べてわかっていないことがとても多い。だからこそ、面白い。

私達のラボでは下の2つの研究課題を目標にしています。

研究課題1:腎臓病の進展増悪因子を同定し、それを標的とした治療法を探る

腎臓におけるこの10年のもっとも大きいパラダイムシフトは何かということには諸説あると思いますが、「1型糖尿病患者さんに膵島移植をすると、糖尿病性腎症が回復した(NEJM1999)」という論文は画期的でした。
これは、腎臓病は増悪因子を取り除くことで治りうるということを示しています。
私達はこれまで、Gas6とUSAG-1という二つの腎臓病の増悪因子を同定し、それを標的とした治療法の可能性について示してきました。

2012年3月29日木曜日


usokokuさま

回答ありがとうございます。

半年同じような数値をキープしているので
体質かもしれないということで落ち着いたのですが、
1年前の検査の時には、すべて基準範囲内だった為
気になっていました。

2012年3月28日水曜日


はじめに
敏感肌という医学的概念はありません。自分が敏感だと思えばそうだし、そうでないとなれば特別気にする必要もないものです。女性ではお肌のお手入れは欠かさない人がほとんどだと思いますが、できるだけ香料、着色料、防腐剤などが入っていないものを選択することも必要です。詳しくは化粧品毒性テーブルを参考に(ブラウザの戻るボタンで戻ってください)。

肌の構造についておさらいしておきますと、皮膚は「表皮」とその下の「真皮」に分けられ、さらに下の皮下組織(脂肪)に分類されます。表皮は角質層が一番外側にあり、ここは外界に常にさらされているため生体防御の砦となります。正常であれば異物や微生物、ウイルス、タンパク質などはここ� �全てシャットアウトされます。また角質層は夏に厚く、冬に薄くなりますが、これは紫外線量に対する人間の自然な適応の結果です。よくできてますね、人間って。では番組を見ていきますが、今回はいつも気になっていたスポンサーの花王のCMを絡めてみましょう。

「敏感肌とは」
「最近なぜかかゆくありませんか?」こんな質問から始まった今回の導入。冬になるとかゆい、外出したり風呂上り、部分的に猛烈にかゆい、布団に入るとかゆい、こんな映像を見せて、さらにいつもの街頭インタビュー。ここではいつもガサガサだとか(生活に問題ありそうだな)、毛糸でチクチク(誰でもそうなるじゃん)、下着の跡がかゆい(きつすぎだろ?)、酒飲むとかゆい(肝臓悪いんじゃない?)と数人に聞いただけ� �ナレーションが出てきました。

ナレーション
「実はこれら全て、敏感肌に関係するのです」

そんなわけないだろ

これは敏感肌に関係するのではなく、肌荒れを起こす原因、またはどういう時にかゆくなるかの説明であって、敏感肌と全てを定義してしまうのはおかしいです。誰でも経験することを「敏感肌」に結び付けてしまうと、全ての人が敏感肌になってしまいます。説明では「敏感肌とは肌の表面から入ってくる様々な刺激に対して敏感に反応する状態」だそうです。ここは間違いないのですが、どうも敏感肌の意味を履き違えているように感じます。この後の説明がまた毎度出てくる脅し。

続けて「あるある独自の調査」による敏感肌の割合が出てきましたが、この調査というのが 毎回非常にいかげん。数人のインタビューだけではじき出したこのような数字は、全く信用に値しません。こんな数値を公共の電波で流してもいいもんか、毎回思うことです。

ナレーション
「なんと67%の人が敏感肌の要素を持っていると判明!」

またかい
何を調べたんだよー

2012年3月26日月曜日


いよいよストーリー紹介の完結編。「感染133日目」からラスト・カットまで書き進めることにする。

【ストーリーの流れとチェック・ポイント】
〔感染133日目〕
政府においては、ワクチンの手配が進み始めたが、国民全員に投与できるだけの数量の確保には至っていない。
このため、記者会見を行って、抽選方式で投与する順番を決めることになった。
アメリカ合衆国の人口は、3億人を超える。人口減少国となった日本と違って、先進国では数少ない人口増加国であり、自由平
等の国であるだけに、どういう方法で優先順位を決めるかは、私も大いに気になった。

本作で採用された方法は、極めてシンプルであり、反対にくい妙案だ。
次のシーンで、その決定の場面が映し出される。
ホールのような場所が抽選会場だ。そこに小さなボールの入った箱が置かれ、それぞれのボールには日付が書かれている。
抽選者が取り出したボールには3月10日と書かれていた。この順番で、それぞれの日に生まれた人に優先的に投与されていくの
だ。

問題は、毎日、1つの誕生日に属するグループの人たちにしか投与されないことだ。
ミッチの娘ジョリーは1月15日生まれ、144番目だった。
ミッチは、5ヵ月後のその日まで彼女を外出させないことにした。←CHECK POINT

次の場面は、マカオだ。レオノーラが子供たちに勉強を教えている。

誘拐グループのメンバーが、彼女を呼びに来る。
ここで彼女が誘拐された目的が明らかになる。この住まいに避難させたフェンの故郷の人たちに投与できる分のワクチンと彼女を交換
する交渉が成立し、その取引の日がやって来たということだった。

取引で誘拐グループが手に入れるワクチンが、どこの国の製品かということも問題にされる。なかなか芸が細かい。
香港までワクチンを持ってきた男は、誘拐グループにワクチンだけ持ち逃げされたかと思ったが、彼らの車が走り去った後には
レオノーラが残されていた。


2人は、帰国のため空港に向かう。空港ロビーで、交渉に当たった男から、渡したワクチンは偽物であったことを知らされる。
←CHECK POINT

本物を渡さなかったのは、中国政府の要請ということだった。

これは、中国政府が麻薬犯に対して極刑を科すのと同様、誘拐犯を許さないというよりも、庶民層が優先的に外国製のワクチンの投与を受けるということ自体が認められないということではないのか。
そう、アメリカとは違って、中国では、国民に対してどのようなルールでワクチンが投与されるかは、本作では明かされていな
いのだ。

この事実を知ったレオノーラは、彼女を取り戻しに来た男の前から立ち去る。

誘拐グループのアジトに戻るためだが、引き渡されたワクチンが偽物であったことを伝えて、何をしようとするのか。←CHECK POINT
本作の後日譚として気になることの1つだが、いわゆるストックホルム症候群(ストックホルム・シンドローム)に彼女が陥ったと
いう側面もあるだろう。

4ヵ月もの間の軟禁状態で、誘拐犯たちよりも、罪のない家族たち、とりわけ子供たちへの同情が、彼らを見捨てて、本国へ帰国することを許さなかったのかも知れない。

あるいは、そうした人間としての良心のほかに、医師としてやるべきことがあると思ったのかも知れない。
いずれにしても、WHOは再交渉に応じないだろうし、彼女に人質としての利用価値がないと誘拐グループが判断したとき、どう出
るかは分からない。ウィルスが彼女の運命を大きく変えたことだけは間違いない。

警察で取り調べを受けるアラン。
逮捕の時点で、彼のブログへのアクセス数は1,200万という驚異的な数字に達していた。
レンギョウが新型ウィルスに効くというのは嘘で、アランは感染していなかった。だから、外出するとき過剰とも思える防護装
備を着けていたのだ。←CHECK POINT
彼のデマゴギーで利益を得る会社などと結託して、レンギョウの売り上げ増から450万ドルもの利得を手にしていたことが、容疑の対
象だった。


取り調べに当たってる刑事は、パソコンごと彼を投獄したいと憤っている。
だが、彼のブログを支持する読者たちが保釈金をカンパして、彼は釈放される。←CHECK POINT

2012年3月24日土曜日


肺がんの治療法には、主に手術治療、放射線治療、抗がん剤治療の3つがあります。
どの治療も高額ですので、事前によく検討しておかなければいけません。
また、治療には健康保険がきくのかどうかや、治療法によって入院日数が異なることも頭に入れておきましょう。

健康保険が効くかどうか確認を

肺がんには多種の治療法がありますが、健康保険が適用されるものとされないものがあります。どの治療を受けるか決める際には、その点をよく確認しておくことが大切です。
ちなみに適用内であっても、3割は自己負担となります。

ただし明らかな効果が認められていない研究段階の治療法や、できたばかりの最新の治療法を受ける場合は、基本的に全費用を自己負担しなければなりません。